会話形式で楽しく学ぶ人事労務管理の基礎講座
会話形式で楽しく学ぶ人事労務管理の基礎講座
文書作成日:2020/08/13


 暑さが一層増すこれからの時期は、新型コロナウイルス感染症(以下、「新型コロナ」という)の感染防止を図るため、国が示している「新しい生活様式」をとり入れながら、熱中症対策を行っていくことが求められる。そこで、その労務管理上の注意点を確認することとした。

 本格的な夏となりましたね。今年は、新型コロナの感染防止を行いながら、熱中症対策も行っていく必要があるため、手探りでやっているところがあります。そのため、今日はその労務管理上の注意点を確認したいです。

 なるほど。基本的な内容になりますが、まず「新しい生活様式」を確認しましょう。「新しい生活様式」とは、新型コロナの防止の3つの基本である、1.身体的距離の確保、2.マスクの着用、3.手洗い、を確実に実施するとともに、「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等を取り入れた日常生活のことを言います。
 これらを個別に見ていくと、1の「身体的距離の確保」では、人との間隔はできるだけ2メートル(最低1メートル)空け、会話をする際は可能な限り真正面を避けることなどが挙げられています。

 当社では、6人が1つの島を作る形で机を配置していますが、できるだけ1つの島に3人とするように心がけ、互い違いに座るようにしています。また1つの島で4人以上が業務をせざるを得ないときは、机と机の間に透明のアクリル板を置くなどの対応をしています。

 スペースは限られていると思うのですが、工夫されているのですね。実施できる対策に限界があると思いますが、できることは手を尽くしたいものです。
 2の「マスクの着用」については、新型コロナの対策には不可欠ですが、マスクをしていると熱中症になる懸念があることから、厚生労働省と環境省が発行しているリーフレットでは、屋外で人と2メートル以上離れているときはマスクを外すことを周知しています。

 マスクを着用しながらも、人と十分な距離がとれている場合は、熱中症予防のため外して、2つの対策をしていくことが求められているのですね。

 そうですね。人と十分な距離がとれておらず、マスクを着用している場合は、激しい運動を避けたり、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をしたりすることなどの対応が求められます。

 事務所内では従業員にマスクの着用をお願いしていますが、本格的な夏となり、熱中症の対策も強化していかなければならないため、状況に応じた適切な対応を周知することが必要になりますね。

 私もその方がよいと思います。3の「手洗い」については、いたるところで手洗いの仕方のポスターを見かけるようになりました。このポスターにならって手を洗うようにすることを再度、徹底したいですね。

 そうですね。3密(密集、密接、密閉)については、社内でルールを決め、例えば会議は最小限にとどめ、行う場合は換気をしながら、時間を短くしたり、人数を制限したりすることで対策をしています。

 最後に、この「新しい生活様式」の中に、働き方の新しいスタイルが紹介されています。ここでは、以下の5つが挙げられています。

  • テレワークやローテーション勤務
  • 時差勤務でゆったりと
  • オフィスはひろびろと
  • 会議はオンライン
  • 対面での打合せは換気とマスク

 テレワークは比較的容易に対応できる部署と、工場のように物理的に難しい部署とがあります。事務所では一部でテレワークの実践をしていますが、工場ではできるだけ3密にならないようにローテーション勤務を実施するなど、試行錯誤しながらやっています。会議はまだオンラインで実施したことはないですね。

 私は、定期的にお客様と面談をする機会がありますが、訪問での面談ではなくWEBでの面談に切り替えたところが多くあります。最初は事前の準備で戸惑ったこともありますが、活用してみると確認したい情報をパソコンの画面に共有することができ、それほど違和感なくできました。いろいろな手段をうまく活用して、感染防止にもつなげていきたいですね。

 なるほど。他社での取組みなど、参考になる情報が出てきましたらまた紹介してください。

>>次回に続く



 企業では、新型コロナの感染防止のため、さまざまな対策を行っていると思いますが、厚生労働省では、「職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト」を公開しています(参考リンク参照)。チェックリストをチェックすることで、他にできる対策などをピックアップすることができるようになります。このようなチェックリストも活用しながら、自社で実施できる対策を進めましょう。

■参考リンク
厚生労働省「職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト(R2.6.25版)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00145.html
厚生労働省「新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の実践例を公表しました」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html
厚生労働省「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html

※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
 グループ業務内容
栃木県足利市本城2-1901-8
TEL:0284-41-1365(代)
FAX:0284-41-1340

 
 
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